中央大学 小松研究室(生命分子化学)

タンパク質マイクロ・ナノチューブの開発Development of Protein Micro/Nanotubes

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中空シリンダー(チューブ)構造の特徴は、内孔・管壁・外表面にそれぞれ異なる機能を付与できる点にあります。多孔性ポリカーボネート膜を用いた独自の鋳型内交互積層法により、タンパク質からなるナノチューブを合成することに成功しました。チューブの内孔空間には B型肝炎ウイルス、インフルエンザウイルス、大腸菌(E. coli)、抗がん剤内包リポソームなどが効率よく取り込まれます。最内層に酵素を配置すると、中空管の内部で基質の加水分解反応やラクトンの開環重合が起こります。管壁の構成成分としては、タンパク質、水溶性高分子のほか、DNAや金ナノ粒子(AuNP)も利用することが可能です。

主要論文
Chem. Asian J. 2021
Chem. Lett. 2020 "Highlight Review"
Chem. Commun. 2020
Chem. Asian J. 2018
Chem. Commun. 2014 "Cover Image" "Highlighted by Chemistry World"
Langmuir 2013
Nanoscale 2012 "Review"
J. Am. Chem. Soc. 2011 "Highlighted by Chemistry World"
ACS Nano 2010
ACS Nano 2010 "Highlighted by Nanowerk"

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