中央大学 小松研究室(生命分子化学)

マイクロモーターの開発Development of Micromotors

写真の説明を入れます

中空シリンダー(チューブ)構造の特徴は、内孔・管壁・外表面にそれぞれ異なる機能を付与できる点にあります。鋳型内光重合法と交互積層法を組合せたユニークな手法により、内孔壁に白金ナノ粒子(PtNP)やカタラーゼを配置した高分子チューブマイクロモーターを合成し、それらが水中で酸素バブルを噴出しながら自走することを見出しました。チューブの外表面に仕掛けを施すと、ねらった物質や病原体(ウイルスや菌)の捕捉剤、自己攪拌能を持つ触媒として作用します。カタラーゼチューブモーターの場合、pH、温度、光で速度をコントロールすることも可能です。これらのマイクロモーターは、医用分野・診断分野での応用が期待されています。

主要論文
ACS Appl. Polym. Mater. 2024
ACS Appl. Nano Mater. 2024
Mater. Adv. 2022
Mater. Adv. 2021
Chem Lett. 2020 (Highlighted Review) "Cover Image"
Chem. Asian J. 2019
ACS Appl. Nano Mater. 2019 "Cover Image"
化学 2019
ACS Appl. Nano Mater. 2018 "Cover Image"
Chem. Eur. J 2017 "Cover Image" "Highlighted by Chemistry World"

<< 前のページ